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------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- タービン オーバーホール HT06とHT07 : 2018年11月19日 きっかけは、僕のカプチーノは3年前に購入したときから、ずうーっとオイル臭くて。 考えられるオイル上がり=ピストンリング、オイル下がり=バルブステムシールは交換したのに完治せず。 残りはタービンしかないでしょ! ということでオーバホールしてみました。 タービンは過去にアルトワークスで二回バラしてますが、このときは掃除と加工だけ。 当時はオーバーホールキットが売ってなかったので。 バラし方とかは↓過去のを見てみてください。 HA21S純正HT06加工 HA21S HT07 掃除 2017年まではスズキスポーツK100キット付属のHT06 A/R12を使ってましたが、ジムカーナでギューン!って鳴ってから ブーストかからなくなったのを機に、アルトワークスで使ってたHT07 A/R9に交換して早一年という状況。 最近、ヤフオク等で売ってるHT06、HT07のオーバーホールキットを約7000円で購入したので、これを使ってみました。 まずはHT06 A/R12をバラしてみましたが、軸方向(スラスト方向)のガタが凄い状態でした。 ↓写真上がキット。バラした部品がキレイなのはメタルクリーンαで一時間煮込んだあとなので。 衝撃的写真1:コンプレッサー側のフィンがここまで削れるとダメです! 衝撃的写真2:スラスト受け。あり得ない量削れてました。ここで軸方向の位置が決めれずフィンがハウジングに干渉。 衝撃的写真3:エキゾースト側フィン。なんだか一枚一枚の形が違う。。。どれが元かも判りません(^^; こんな物でも、そこそこ走るんじゃないかという淡い期待で組み付けて走ってみた結果、全然ダメ!!! 6000rpmからやっとブーストがかかるという、あり得ない乗りにくさ、しかもブーストかかるまでは明らかにNAより遅い。 コンプレッサー側のフィンとハウジングの隙間が大事なんだと思い知りました。 翌週にマラソン大会に行かなくてはならないので、急遽、HT07 A/R9のオーバーホールに取り掛かりました。 実は未使用のキットが3000円で売りに出てたのを購入済みだったので、二機目に取り掛かれました。 ちなみに、キットで使えた部品は↓のCリングと真鍮のスラスト受け、ネジ類くらいで、他は使えず。 真鍮のフローティングメタルは径が小さくて使えず。 今回、4個目にして組み付けで初めて苦労したのが上の写真のでかい方のCリング。 ハウジングに叩き入れたらシャフトがかじってCリングが回らなくなりバラして削ってを二回繰り返した結果、 思い付いた方法がコレ↓ Cリングを電光ペンチで縮めならが押し込んでやっと組めました(^^; タービンは組み上げて、いざ車に組む時にHT06、HT07共やらかしたのが、水ラインのガスケット。 ↑黄色矢印に組む部品、本来は紙ガスケットですが単品で注文できないので、これまでスリーボンドの 液体ガスケットで組んできたのですが、液体ガスケットの寿命なのか硬化に時間がかかり、ダダ漏れ(^^; そこで対策として、アストロで一時間で硬化する耐熱液体ガスケットを購入してきて組んだら問題無し。 まさか、二週間連続でタービンオーバーホールと交換するハメになるとは。。。 レビュー HT07 A/R9はバッチリです! 三年間悩まされたオイル臭と白煙が全く出ない! エキゾースト側のCリング交換がオイル臭&白煙に効きます! オイル臭と白煙に悩んでるプライベーターに超お勧めメニューです! タービンの中で、最も寿命が短い部品はオイル潤滑が出来ないこのCリングだとしたら、こいつをマメに 交換してやればタービンは一生ものでは? もう一個オーバーホールキット買うかな(^^; 今の僕の使い方、街乗りとたまに峠とジムカーナなら、3000rpmからブーストがかかり8000rpmまで回る HT07 A/R9はベストセレクションです! えっ? A/R12が全うな状態だったらどうなのかって? うーん興味あるけど今や手に入らないよね。 HA21S, EA21RのTOPへ |