HT06 タービン 加工 |
HA21S純正 日立 HT06タービンの加工に挑戦しました。 2012年10月現在、私のHA21SにはHT07 A/R9を付けていますが、最近、排気ガスがちょっと臭くて たまに白煙を吹くようになってきました。 これは、おそらくタービンのせいだろう・・・・・ ということで、まずは手持ちのHA21S純正 HT06に交換することにしました。 しかし、ただ純正に戻すだけでは面白くない。なってったってパワーが出ません。 4速までは惰性で、8000rpmまで回りますが、5速では平坦路だと6500rpmがいいとこ。。 そこで、ちょっとした加工に挑戦してみました。 全部で3ヶ所加工、全てエキゾーストハウジングの加工です。 いきなりバラしてます。 4本のボルトを外して、適当な工具でグリグリやればバラせます。 バラす前の注意点としては、組み付け位置が判るように、ポンチ等でマーキングするのがベストと 思いますが、ポンチは持ってないので、下の様に写真を撮っておき、ここで合わせて組みました。 加工その1 : エキゾースト出口径の拡大 エキゾースト出口径を拡大すると、低回転での効率は落ちる代わりに、高回転での排気詰まりの 改善を狙いました。 カットバックのような効果が出てくれたらいいな〜 というノリです。 この段差を無くすのが目標 本当は、もっと思い切って削りたかったんですが、疲れて段差をほぼ無くして終了。 寸法も測ってないので(おいおい!)、何ミリ削ったのか・・・・・おそらく直径で1mmくらい拡大したかと。 見た目は段差ありますが、ほぼツライチです。 ↓組み付け後。ちょっと隙間が出来たかと。 右の写真は加工前で、向きが違うので判り難いですが隙間は狭いですね。 ちなみに、私は、プロクソンのフライス盤を使ってますが、エンドミルとか高価な工具ではなく、 棒グラインダー用の砥石で加工しました。これが、なかなか削れません。。 ボール盤でもできそうですね。 加工その2 : エキゾーストハウジング入口 段つき修正 ガスケットを重ねると、段差の大きさが判ります。右が加工後で、ヘタレな私はC面取る程度で完成!(^^; → 加工その3 : うずまき形状を滑らかに 見てください、このひどいガタガタ形状を! これは放っておけません! →拡大→ 加工後。元に比べたら十分な出来でしょう。 →拡大→ で、早速、車に組んでみましたが、まだ3速全開までしか回せてないので、本格インプレは追って報告します。 一つ、わかったのが、現在、エスクード用燃料レギュレータで燃料圧力を上げているのですが、 ノーマルタービンだと、燃料が濃すぎて7000rpm以上回らない。。 ノーマルタービンに戻すことで、初めて燃料が濃くなったことを実感できました。 レギュレータを交換するのも面倒なので、SFC-MULTIで、燃料を絞ったところ、一応3速 8000rpmまでは 回るようになりました。 SFC-MULTI、いい仕事してます! 2012-10-14 HT06改 効果確認しました ゼロヨン 16.0秒 最高速 高速平坦路 186km/h 6900rpm 高速下り 192km/h 7200rpm ブースト1.3キロ。 下の写真は、最高速、ゼロヨンのピークホールドと、SFC-MULTIの設定。かなり薄めに設定してます。 以前は、平坦路だと6600rpm、下りでも7000rpmが限界だったので、プラス200〜300rpm・・・・・”効果有り!”ですね。 ゼロヨンは、私の場合、未だにオートマのタイムに届かない(腕のせい?)ので、妥当なタイムかと。 より高回転まで回るようになりつつ、低回転は3000rpmからブーストがかかるので犠牲になってなく、全体的な バランスは良いと思います。絶対的なパワーは、HT07 A/R9には届かなく、2速ではホイールスピンしない程度です。 HT07 A/R9と比べれば物足りないですが、効果がはっきりあったので大成功です! TOPへ |