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 K6A エンジン オーバーホール : 2019年11月4日

 エンジンをオーバーホールするなら、「バルブすり合わせ」、「ピストンリング交換」は、やらないともったいない!
 今回の作業をを終えて思いました。

 今回のオーバーホール費用は、約3万円。
  ・工具類    6600円
  ・排気バルブ  6000円
  ・シム      4000円
  ・ピストン    6500円
  ・ガスケット類 4500円
  ・オイル類   2000円

 約一年前に、オーバーホールしたばかりなのに、なにがあったのか? と言いますと、
 9月末にジムカーナをやってたら、「アイドリングが安定しない」、「アイドリングの負圧が低い」、「ブローバイの量が凄い」という問題が発生。
 原因調査の為に、試しにプラグコードを抜いて見ると、3番だけ抜いても刺しても回転に差が出ない。つまり3番が死んでました。
 最初は点火系を疑って、デスビの中身を掃除したり、プラグを変えたりしましたが変化無し。
 アイドリングの負圧は普段50kPa前後に対し40を切ってる。しかも安定しない。音は昔のスバルの水平対向の様。
 全開で走ると、アクセルオフでブローオフバルブから白煙というか目に見える気体が出てボンネットの穴から吹き出てきて超気になる。
 これは、明らかにおかしいぞ!

 「K6A 負圧 低い」 とかで検索すると、弱点の排気バルブのネタが沢山出てくる。
 まずはこれを疑って、バルブクリアランスを測ってみると(※この時点、シックネスゲージを持ってないのでクリアファイルで計測)
 3番の排気バルブの一か所が明らかにクリアランスが少ないことが判り、簡単に済ませたかったので、ここのシムを削ってみました。
 ↓こんな感じでミニフライスにセットしてグラインダ砥石で、ちまちま削って、0.1mm薄くして組み込んで走ってみたけど効果ゼロ(^^;

 


 こ、これは、バルブが溶け落ちているか、ピストンの棚落ちか。。。
 現状を正しく把握する為に、コンプレッションゲージ、デジタルノギス、シックネスゲージをAmazonで購入。
 
 
 


 コンプレッションを測ってみたら、やはり3番が極端に低い。バルブかピストンの破損決定(^^; 左から1番,、2番、3番。
   


 重ーい腰を上げてオーバーホール開始です!!

 ばらす前に、バルブクリアランスを測ってみたら、インテーク側は0.15前後、エキゾースト側は0.1〜0.15。
 整備書の基準は0.18〜0.23なので全部NG!
 走行距離18万kmですが、以前のオーナーが調整してないとすれば、まあ致し方ないかなと。バルブもシートも摩耗すれば隙間も減るよ。

 ヘッドを外してみたら、ぱっと見、バルブもピストンも正常。。。。。ん、んん、これは一体。
 バルブを外してみたら、問題の3番の排気バルブの接触面に0.1mm程度の凹みがある。 が、こんなくらいであんなに悪くなるのかな?
 


 一本だけ新品に変えても、弱くて有名なバルブで不安なので6本交換することにした。でもヤフオクで売ってる社外品ですけど。
 6本で6000円。安過ぎる。

 バルブのすり合わせは初めてだが、会社の同僚が、タコ棒とコンパウンド、光明丹を持っていたのでレンタル。
 バルブすり合わせをユーチューブでいろいろ見てみたけど、どーにも納得がいかない。回すのは判るが叩くって意味不明。
 で、いざ、やってみたら、今回はステムシールは再利用で外してないので、それが抵抗になってそもそもカンカン叩けない(^^;
 まあ、元々叩くのは興味が無かったので、回して削れれば満足です(おいおい)
 いざ、やってみて思ったのは、簡単に削れて当たりは出るんだけど、当たり幅にこだわりだすと、そんなにいい当たり幅にならない。
 又、虫食いの小さいな穴というか点々が多くて、最低限、穴どうしが繋がらないところまで削った。
 光明丹は。。。。。一回使ってみたけど、これは難しい。やーめた! コンパウンドで削った範囲は判るので光明丹は省略!

 


 すり合わせ後の写真を撮り忘れてないですが↓バルブはこんな感じ。手前がインテーク側、真ん中がエキゾースト側の中古、奥が新品。

 


 エキゾースト側のバルブの中古と対策品(※社外なので純正と同じか判りませんが)を並べて比べてみたら、コッタの溝の位置が0.5mmくらい違う。
 これは、プリロードを上げて密閉性を上げることで抜けにくい=耐久性アップを狙ったのか。

 


 今回は、排気バルブが新品なので、予想通り、クリアランスは広ーくなって、なんと最大0.44mm!
 シムはモノタロウで購入。いやー通販最高ですね。今は通販で全て揃うから、ディーラーに注文しに行かなくなりまhした。
 一個630円 x 6個 = 3780円也
 


 ここまで、ゆっくり進めて三週間。やっとエンジンの組み立てに入れるぞ!と意気こんで、ピストンをシリンダーに挿入してたら、
 3番のピストンリングの動きが渋い。。。。。んんん? なんだ、この切れ目は???
 セカンドランド、サードランドが棚落ちしております(^^; ピッタリはまっていたから、ぱっと見判らなかったー!泣
 


 で、ここからピストン注文して更に一週間延長戦。ちなみにこれはアマゾンで購入。通販最高です。
 

 その他、オーバーホールで購入したのは、ヘッドガスケット3000円とインテークガスケット1500円。なんとそれ以外は再利用!

 やっと組み立てられたのは、バラし始めてから一か月後。サラリーマンで土日しか作業できないので、まあこんなもんです。
 この間、台風やら記録的な大雨やらあって、ブレーキローターが超錆び錆びになってたのが気になってました。
 この錆が酷くて、ジャッキアップしてるフロントタイヤのホイールナットのトルクがけで10kgmかけても回らない(^^;
 長期で乗らないって本当に車に悪いです。たぶん、これ以外にも似たようなダメージがあるのでしょう。最低週一回乗ろうと思いました。

 レビュー
  いやー、いい!!!
  アイドリングの負圧が高くて57〜58、最大60kPaもかかります! しかも超安定!
  組んだ直後なので、全開走行はほとんどしてないのでピークパワーは判りませんが、低速トルクは上がった気がします。
  燃費も、山中湖往復でウェット路面で踏んでなかったとはいえ、22km/L走りました。今までいっても20だったので効果有りでしょう。

 その他、エンジンばらして、再度組み立てたときに苦労したことを書きますと、
  クーラントのエア抜き
   いつも、やり方が判らないのですが、ラジエーターのキャップ開けたままアイドリングを延々とやっててもダメです(^^;
   ボコボコいいながら、バシャバシャあふれて、どんどん薄くなっていきます(^^; たぶん今は5%くらいでしょう。。。
   ほどほどに温まったら、一回エンジンを止めて、インマニのエア抜き穴からエアを抜いてを二回もやれば十分でしょう。

  ガソリン供給ホース
   インジェクター周りを外すので、そこにつながるホースをしっかり目くらで抜け止めをしておく必要があります。
   いつも適当な径が近いものを突っ込んでおくのですが、まだまだ暑い時期だったこともあり、昼間はガソリンタンク内の圧力が上がり
   中途半端な目くらでは噴き出してきます。これは危険です! と言いながらまたやってしまって、駐車場周辺がガソリン臭い。。。
   次回ばらすときは、しっかりと抜け漏れしたいと思うこの頃。。

  ISCとエアコンアイドルアップ用の配管
   適当につないだら、アイドリングの回転が2000rpmから下がらない(^^;
   向きは大事なんですね。逆にしてみたら、ちゃんとアイドリングの回転数が下がりました。
   間違えても壊れないけど、おかしいと思ったら、この辺を疑ってみるといいです。
   アイドリングが高い=負圧も低いので、それも参考になるかも。





 K6A エンジン オーバーホール : 2018年6月10日 (9月29日レビュー更新)

 ※最初に。スマホで見れるように写真が大きくしたのでPCで見づらかったらすみません(^^;

 きっかけ
  2015年2月の購入時16万kmの時から排気ガスがオイル臭くて、ステムシールを交換して一旦回復したかと思ったけど、
  完治はせず、ピストンリングの交換を決意しました。

 オーバーホールの方法
  オーバーホールの方法は、エンジンクレーンの要らないクランクケースのみ車両側に残す簡易的な方法ですが、目的はピストンリング
  交換なので十分です。 以前、アルトワークス HA21Sでも同じ方法でやりました。

 オーバーホールに必要な部品
  まさかのピンボケ(><)ですみませんが、↓写真の物を交換しました。
  ガスケットとボルト類はディーラーで、ついでにリビルトオルタネータ、ウォータポンプも換えたので約4万円もかかってしまった。
  

 オーバーホールにかかった期間
  3週間。私はサラリーマンなので基本、土日作業ですが、外した部品の掃除や加工は平日夜やりました。
  掃除7割、作業3割。その他、初めてやる作業はすんなりいかないことが多く、考えたり途方に暮れたり(^^;


 分解作業
  まずは、2日間かけてバラしました。その中で、気になった所を紹介します。

 エキゾーストマニホールド(エキマニ)
  シリンダへの取り付けボルトが、青矢印はそもそも付いてなく、黄色矢印は緩み切って引っ掛かってた(^^;
  更に、ガスケットも取り付け面もオイルでギトギトなんですけど(^^;
  オイル臭いのは、ギトギトの排気ガスが緩んだ隙間から漏れてたのも、一つの原因でしょう。
  

 シリンダー
  ヘッドを外したら、シリンダーの外側が超錆びてて、1番と2番の上側なんか蓄積物でつながっちゃってるよ(^^;
  これの掃除は後半で紹介します。
  

  シリンダーの内面の傷をチェックしたら、3番の赤矢印の範囲に浅めの縦傷が沢山。。。。。
  

  続いて2番にも一本、縦傷が。。。。。 結果、1番だけがキレイでした。まあ、結局、そのまま組み上げちゃうんですけど(^^;
  

 ヘッドとバルブ
  まあ、基本カーボンの蓄積が凄いんですが、特に3番がひどい。
  

 一旦、休憩で、サンエスメタルクリーンアルファで清掃。写真はないけど、ピストンとコンロッドは煮込みました。
  

 ピストン、ピストンピン、コンロッド
  この写真は仕上げ後。なんと1番と2番のピンとコンロッドが超かじってて、でかいソケットとロングボルトで強引に抜いたら、
  ピストン、ピン、コンロッドの全てに傷が付いて入らないし回らないという事態に。。。。。 ここから4日かけて手で仕上げます(^^;
  

  1000分の1ミリ単位で作られている物を、こんな作業でまともな状態になるはずがない(^^; 手感でスムーズに入るまで削った!
  

 バルブ
  カーボンの蓄積が凄い。カムとのクリアランスを調整しないのが前提なので、バルブシートとの当たり面を削らない様に気を付けて
  フライスで回して、棒ヤスリ、紙ヤスリ、ピカールで仕上げた。排気バルブが弱いと言われるけど、まともな状態で良かった。
  

  

  エキマニ スタッドボルト
  スムーズに組むためにタップを切っていて気付いたんですが、3番の車両後方のスタッド穴だけ、オイルリターン穴に貫通してる!
  これがオイル臭の原因? 主原因かは判らないが、候補の一つだ。
  

  

 バルブ組み付け
  ここは特に苦労してませんが、我流の紹介で、15分で12本組み付けました。方法はワークスで考えたコレ
  

 シリンダー外側の錆削り
  狭くて手は入らないので、棒ヤスリで削って、水で流しました。スリーブ脇の底にヘドロの様な物が溜まっていたので
  それも棒ヤスリで突っついて、出来る限りキレイにしました。
  

  

 ピストンリング
  写真はオイルリングの新旧を比較したところ。右が新品。古いのは合口の隙間が狭いです。ここに期待。
  

 エキマニ穴
  入り口も削りたいが、出口(タービン側)が小さ過ぎる!
  入り口の直径がΦ27に対して、出口はφ25程度でしかも偏ってるので削って広げた。
  


 ここからは写真ないけど、組み付け時のコツというか苦労した作業
  オイルパン組み付け
   クラッチケーブルが邪魔なので、ステアリングシャフトの上に乗っけてやれば、作業スペースが出来ます。

  ベルト組み付け
   オルタとウォーターポンプ用のベルトを組む順番は、オルタネータの上側はフリーにしておかないと組めません。
   ベルト張りのアジャスタを付けてから、オルタをバールで引っ張って組み付けました。

 最新のエンジンルーム
  タワーバー、冷却水パイプ、ブローバイパイプの錆が酷かったので、手持ちの緑色の缶スプレーで塗装しました。
 

 排気系の掃除
  エンジンオーバーホール後も若干オイル臭い感じがして、思い当たるのは排気系の中の汚れ。
  フロントパイプとマフラーの内側のスス落としをやりました。方法は棒の先にステンたわしや小さい亀の子たわしを付けてゴシゴシ
  仕上げは水を流し込むという大胆な方法で(^^; 写真は撮ってませんがタイコ部分も同じ方法で掃除しました。
 



 レビュー
  ジムカーナ練習会に二日間参加してきました。
  ブースト1.5で、3速までの全開走行を繰り返しても全く問題無かったこと、一番の目的であったオイル臭に関しては、
  特に長い下り坂の後の白煙は完治しました! やはり原因はピストンリングでした。 ちなみにオイルは10W-30。
  標高1000mと高地でのジムカーナなので、これまでブーストが1.2程度までしか上がらないのは標高のせいかと
  思ってたけど、今回目標の1.5までバッチリかかりました。前回からタービンも換えたのでどちらの効果か明確では
  ありませんが、調子が良いのは間違いないので成功です!
  一方、温間時のアイドリングで、今までなかったカタカタ音が出てるので、コンロッドとピンの遊びのせいか
  タペット音か、いずれにしても横着して安く仕上げた代償かと(^^; ありきたりですが自己責任ですね。

  2018年9月29日追記
   二か月 2000kmでオイル交換したら、なんと、あまり汚れてない!
   今までで一番キレイな状態でした。
   オイルが汚れるのって、ピストンリングがへたって燃焼室のカーボンがオイルに混ざる影響が大きいのかも。
   あらためてオーバーホールして良かったなと思いました。



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