アルトワークス(HA21S)のページ 本文へジャンプ


 ミッションの構造は複雑です。

 このページを書いている現在、バラしたところで、ようやく理解し始めた・・・・・ってくらい複雑です。

 とにかくミッションに関する知識がないので、サービスマニュアル通りにバラしていきましょう。

 ギヤシフトガイドケースを外します。液体ガスケットでくっついてるので、写真のようにハンマーで叩いて外しました。
 

 ギヤシフトロケーティングボルトを外します。
 

 レフトケースキャップ(三角形の板)と、Oリングを外します。
 

 ギヤシフトヨークボルトを外します。
 

 写真はありませんが、これで、ギヤシフトASSYが上から抜けますので外します。

 5速ギヤのカバーを外します。これも液体ガスケットでくっついてるので、マイナスドライバとハンマーで外しました。
 

 5速ギヤの登場。左のインプットシャフトの先端のサークリップを外します。
 

 シフトフォークのプラグネジを外して、中のボールを磁石で抜きます。
 そんな工具は持ってないので、私は換気扇用フィルターに付いてきた磁石とドリルチャックで抜きました。
 

 Φ4.5スプリングピンを抜きます。私は、まずはプライヤーで押し込み、次に写真のように先端の細いボルトで更に押し込んで
 

 最後は、六角レンチで叩いて強引に抜きました。
 

 これで、インプットシャフト側の5速ギヤが手で外せました。マニュアルにはギヤプーラでって・・・・・大丈夫?
 

 これが外した5速ギヤのインプットシャフト側部品。いや〜複雑な構造です。
 

 次にカウンターシャフトナットを外す準備で、1速と3速を2重かみ合い状態にします。
 写真のスパナみたいなのが、3枚あって、上から5速/バック、真ん中が3速/4速、下が1速/2速用です。
 外してる当初は、それすら理解できてなくて、相当悩みました。硬いし。指の力では動かないのでドライバーでえいっと。
 

 これで、カウンターシャフトナットが外せました。これまた、プーラー要らずでスルっと・・・・・さあ次行こう!
 

 ベアリングストッパープレートを、大きいプラスドライバーで外します。
 ここは、ネジ留め材が塗ってあるので、超硬いです。写真のようにドライバーとレンチを組み合わせて外しました。
 

 ここに、カウンターシャフトの軸方向のガタ調整用シムが入ってるので、これも外します。
 

 写真の3ヶ所の、スプリングとボールを磁石で抜き取ります。
 

 全部同じと思って油断していたら、スプリングが違うじゃん!
 後でディーラで調べてもらった結果、5速/バック用が右の巻き数が多いやつでした。
 

 リバースギヤシャフト用のボルトを外します。
 

 いよいよケースを割ります。当然、ここも液体ガスケットでくっついてるので、私はまずここをバールで開いて
 

 次に、ここをハンマーで叩いて、ちょっとづつ開けました。
 

 やっと開きました。ちょっと一休み・・・
 

 バラした後で、組み方が判らなくなる可能性大のため、写真をいっぱい撮っておきました。
 
  
  

 右の写真の、リバースギヤシフトレバーの固定ボルト2本を外せば、後は引き抜くだけのハズなんですが
  

 なかなか抜けない・・・・・インプットシャフトをクラッチ側から叩いたり、デフを叩いたりで、やっと抜けました。
 

 次は、デフとリングギヤを分離するために、ベアリングを外したいが抜けない。
 今、思えば、ベアリングプーラがあったら・・・・・と後悔してます。。
 私は、まずスピードメータ用のプラスチックギヤの破壊から始めました。
 

 そして、ギヤプーラーでベアリングを抜きました。
 

 この作業のために、アストロ製の小さい万力を購入。これが固定が甘く回ってしまうので、テーブルに
 直に周り止めのネジを埋め込んでやりました。スピンナー+延長パイプでなんとか外すことに成功。
 

 番外編。
 LSDには関係ありませんが、持病の2速ギヤ抜け対策として、まずはお手軽な以下をやることにしました。
  1.フォーク交換
  2.スプリング&ボール交換
  2速のフォークASSY

 フォークはシャフトに、Φ4.5とΦ2.7のスプリングピンが2重に入って固定されています。
 こんなことは、サービスマニュアルには書いてなくて、ディーラで注文して初めて判りました。
 これが、抜けなくて・・・・・私は、切れの悪くなったΦ2.5のドリルで、まず小さいピンを抜いて
 

 大きいピンは、六角レンチに頑張ってもらい、なんとか抜きました。
 

 いや〜、バラすだけで、疲れちゃいます(^^;


 次は、LSD組み付け ミッション 組み立て編 です。



 TOPへ