20年落ちカプチーノを楽しむ方法 : カプチーノ(EA21R)のページ!

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 触媒とオイル臭の関係 : 2017年8月23日


 2017年2月に、バルブステムシールを交換してオイル臭は完治した  と思ってたのですが、その後再発。。。

 当時、車検の為に初めてちゃんと中身が入った触媒を付けたんですが、車検後すぐに触媒ストレートに交換してから臭い。

 振り返ってみると、二年前購入時からオイル臭かったが、中身が無い触媒だったな〜。

 !

 触媒の有無とオイル臭って関係があるのかな?

 で、ネットで 「タービン 白煙 触媒」 で調べてみると、HKSのホームページには↓こんなことが書いてあります。

 

 ・大径フロントパイプ : 売り物ではみたことがないΦ60! 超大径!!
 ・触媒レス       : はい、そうです

 メカニズムとしては、上記のコンビネーションで、排圧が下がることにより圧力でバランスが取れていたタービン支持のオイルが

 圧力が低い方に流れ込む=高温で排気ガスで燃えて白煙、オイル臭が発生 って感じかと。

 本当は、φ60なんて極太のフロントパイプは必要ないので、できればΦ45〜Φ50くらいのに交換したいんだけど、

 結構高値で取引されてて手が出ないし、スポーツ触媒も高過ぎて買う気もおきないので、今は最高出力は捨てて快適性を選び

 純正触媒に戻してみた結果、臭わな〜〜〜い!!!

 街乗り90%の使い方の現在は、この仕様でしばらく乗ってみることにします。



 触媒ストレート取り付け : 2015年11月 下の方に追加しました

 20年目ものの触媒を外す : 2015年10月



 スズスポのK100キットが付いてる割には、なんだかパンチが無い・・・気がする。

 フジツボのマフラーだからなのか、もう、ほとんどノーマルの様な静かさ。

 もしかして、触媒が錆で詰まっていたり、ひどく汚れていたりしてるのでは? と思い始めたら、一度見てみないと気が済まない。

 ということで、外してみることにしました。

 外し方や交換方法は、ネットで探すと結構出てくるので、参考になります。

 が! 20年ものの触媒はそんなに甘くなーい!!!

 というのを身をもって体験したので、簡単にご紹介します。

 いきなり外れてますが、見ての通り、遮熱版が超じゃまなので外れない場合は、このように破壊する覚悟で外します(^^;
 特に○で囲ったボルトを回すために、遮熱版がじゃまになります。
 

 又、一本はボルトの頭をナメる寸前だったので、12角の工具ではなく6角のソケットを急遽、コーナンに買いに。
 KTC製で一個600円もしましたが、安心をお金で買いました。おかげ様で一発で外すことが出来ました。
 写真の一番左のボルト頭がナメかけたやつです。幸いにもネジはみんな無事に外せましたので再利用。
 

 この遮熱版、ボルト頭サイズは、10mmが2個、14mmが1個の3か所で固定されてるんですが、全部錆びで工具がかかりません(^^;
 黄色は放置(^^;、緑はグライダーでボルトを粉剤、青は14mmじゃ回せないので13mmのソケットをハンマーで叩き込んで外しました。
 

 この作業において、一番の驚きは「触媒の中身が無かった」こと。。。
 写真では判りにくいですが、反対側が見えます。本当に何も入ってませんでした。おそらく前のユーザが加工したのでしょう。
 
 っていうか、この前、これで車検通したんで中身が無いなんて夢にも思いませんでした。
 今思えば、予備車検で、「一回高回転まで回さないと通りませんよ」と言われたな・・・・・やっぱり触媒って必要なんですね。
 次回の車検までには、触媒を準備しとこ。
 マフラーは買ったときから付いてたフジツボなんですが、触媒無しとは全く思えない程、超静かなんです。
 触媒がちゃんとしてたら、これはもう純正よりきっと静かでしょう。それでいてパワーは出ると言われてるのでフジツボ恐るべし。

 結局、そのまま組み直しました。。

 でも、これで終わりません。
 本来、触媒をエンジンマウントに固定するステーというかブラケットがあるはずなんですが無い。。。
 これが無いと、フロントパイプの重さや、地面と干渉したときの衝撃が直接、タービンとエキマニに伝わってしまい良くありません。
 なので、とりあえず手持ちのステーをカットして追加しました。これでも無いよりは百倍マシでしょう。
 

 あと、苦労したところは、O2センサ。
 これ22mmなんですが超硬かった。メガネとかバールとか使っててこの原理で強引に外しました。ちなみに写真は付けたときで遮熱版レス。
 

 あと、アドバイスとしては、バッテリーをその台座は外した方が圧倒的に作業性が良いです。ついでに掃除もできて気分も良し。
 



 触媒ストレート

 環境に良くないことは百も承知ですが、上記の通り、今現在も中身が無いので感覚がマヒしております(^^;
 一度、ちゃんとした触媒ストレートを付けて、中身が無い触媒との差を確認したいな〜と思ってたところにオークションで
 耐熱塗装された怪しげな中古品を発見。ダメもとで入札したらなんと2000円で落札!
  ←左側が純正中身無し、右側が今回落札した物

 出口径は、純正φ42.5、触媒ストレートφ47。 少なくとも、この差の分は効果がありそう。
 写真じゃ判りませんが、この触媒ストレート、φ60とφ50をつないで作られてて、φ50の切り口が結構奥まで残ってるのが残念。
 流体力学的には最悪なつなぎ目の形状ですが、それでも純正の小さい径よりはマシなことを期待したい。
 

 入り口形状は同じですが、純正は奥が複雑な形状で絞らてるので、ここの差が大きい。
 

 取り付け状態。
 純正触媒のタービン取り付けボルトは4か所共、上から作業しますが、これの場合は下側2か所は下側からしか作業できません。
 まあ、もともと下側の作業はあるので、手間は変わりません。写真手前下側はスタッドボルトとナットがセットで付いてきたのでそれで。
 手前上側は、フランジの溶接が穴際ギリギリまできてて、フランジボルトだと溶接ビードに乗り上げちゃうので、六角穴付きボルトを使用。
 写真奥の上下2か所は、かなり短いボルトが必要。たまたま手持ちにあった物で代用。たぶんエキマニとエンジン締結用がピッタリ。
 

 パイプの大きな凹みは、ボディ干渉対策みたい。
 

 下から見たところ。写真左側のステーは適当な汎用ステーをカットした物。
 写真真ん中の排気温センサーを先に付けたがために、かなり作業性が悪かったので、センサーは最後がいいかも。
 

 この角度から見ると、仕上げの汚さが良く判ります(^^;
 参考ですが、カプチーノ購入時に付いてたフロントパイプ、仕上げの汚さからどう見ても手作りっぽい。
 

 このフロントパイプ、小さなノギスではちゃんと測れてませんが、極太のφ60!
 そのおかげで、最低地上高が低くて、立体駐車場なんかは擦りまくるので苦手です。
 


 レビュー
 軽く高速で、4速、5速全開まで試してみたんですが、差が判らない(^^;
 特別、抜けが良くなったとか、ブーストが上がるとか全くなく、拍子抜け。。
 純正触媒中身無しは意外といいってことでしょうか。はたまた、この触媒ストレートの出来がいまいちなのか。
 逆に考えれば、悪くなった点は何も無いので、しばらく様子見とします。

 この怪しげな触媒ストレート、おそらく、どこかのショップが昔作った試作品なのでは?と考えてます。
 フランジ部分の厚板を素人がこの形にカットするのは困難だし、ステーの溶接は汚いながらも位置精度はいいし、
 O2センサーと排気温センサーもちゃんといい位置に付いてるし、フロントパイプが付くフランジの位置精度もかなり高いので。
 又、売り物はみんなステンレスなのに、鉄で作ってるあたりも試作品っぽいかなと。



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