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カプチーノ ミッション オーバーホール 三回目 : 2020年12月末 今回も一年足らずで、ジムカーナで一速に全く入らなくなったので、オーバーホール。 所有して5年間で、一回中古に交換、オーバーホール三回目。。。これ、お店に頼んでたら維持できないわ! これまでと同じメニューでは寿命一年確定なので、何か違うことをヤろう! ということで、今回は以下のメニューをやってみました。 ・一速、二速のシンクロ交換 : いつもの必須メニュー ・ボールベアリング全6個交換 : 気休めですが一度も変えてないので ・シール類交換 : プロペラシャフト付け根から結構漏れててフロントパイプに付着しているため ・一速、二速(ついでに五速も)シンクロのスプリングをあえて抜いてみる これは実験的なんだけど、元々三速と四速には入ってないから物理的には成立するのと、常にプリロードが かかっていることが、キーとの接触面が負けて塑性変形する要因の一つと仮定してみた ↓シンクロのキー接触部の塑性変形 いつも通りです。上が二速、下が一速です。 ↓ボールベアリングは純正は高いので純正でしか手に入らないインプット部以外は汎用品で代用 写真は古い物。シールが赤いのはシール性高いが抵抗大なので、今回は全部黒いのを組みました。 ちなみにプレスは持ってないので、全てハンマーで叩き入れました(笑) 自己責任で。 ↓トータル2万円弱かかりました。シンクロとインプットベアリングとオイルをアマゾンで。 それ以外はモノタロウで。モノタロウは税別表示なので要注意!アマゾンの方が安い物もあります。 汎用ベアリングの品揃えの多さと価格ははモノタロウ様様です。
↓今回は、一速、二速、五速のシンクロばねを抜いた。写真右のばねです。 ↓降ろすの、ばらすの、組み立てるの、載せるの、で四日かかりました。ベアリング交換が初めてでてこづりました。 レビュー まずは街乗りだけですが 当然ながら、めちゃめちゃスムース、ちゃんと入ります。※冬なので冷えてるときは当然固いですが。 シンクロばねを抜いた違いは全くわかりません。 音は、ほんのちょっと静かになったような・・・そんなに悪くなってなかったので差はないです。 ばらして気付いたのは、各ギヤに入ってるローラーベアリングが手感で結構ゴロゴロしていたので、 次回はこいつらを新品にしようと思いました。来年の冬休みかな〜(笑) カプチーノ ミッション オーバーホール 二回目 : 2019年8月15日 前回のオーバーホールから一年足らずで、ジムカーナで一速に全く入らなくなったので開けてみました。 ダメになってた部品は以下の3つ。左から二速シンクロ、真ん中が一速シンクロ、右はバックギヤキーのスプリング。 バックギヤキーのスプリングはストックが無かったのと、これが無くても普通に走ってたので今回は無しで組み立てました。 一速のシンクロのキー溝の拡大写真。約2mm削れてます。ここまで削れるといくら力を入れても全く入りません(^^; これは二速のシンクロ。約1mm削れてますが、この程度であれば全く問題なく使えていました。 ということは、1.5mmくらいが限度という感じですかね。 それにしても寿命が短過ぎる。 ジムカーナといっても、2018年は二日しかやってないし。 峠には毎週のように行っていますが、一速は使わないし。 オイルの品質? 昨年は、ガルフのリッター1500円のやつで、今回交換した際、鉄粉が結構出てきたのと色も結構黒かった。 今回は、レプソル 100%化学合成をAmazonで2000円で購入。入れた感じは数値よりかなり柔らかそう。 あとはオイルの量かな。 カプチーノのミッションオイルの規定量は1.06Lに対して、いつも1.0Lしか入れてないんだけど、そのわずかな差が効くのかな。 様子見。 カプチーノ ミッション オーバーホール シンクロ交換 : 2018年4月28日 きっかけは、1速と2速がシフトダウンで全く入らなくなったこと。カプチーノでは有名なトラブルです。 3年前にカプチーノを購入したときも同じ状態で、まともに街乗りもできなかったので、当時は中古の8万kmのミッションに交換。 8万km使われた物でも問題無く、年二回のジムカーナと週一回の街乗り、たまに峠に行って一万km、合計9万kmでダメになりました。 まあ距離というよりは使い方なんでしょうね。 手持ちの16万kmのミッションが今回の対象。 極力安くするために、バラした結果、ベアリングはスムーズに動いてたので、純正部品としては1速と2速のシンクロのみ交換。 その他、分解のためにベアリングプーラー、再利用できなくなったスナップリング、ミッションオイルで下表の金額がかかりました。
ミッションのオーバーホールの方法を紹介しているページは沢山ありますが、苦労した点や解決のためのコツ、シンクロ不具合の メカニズムを紹介していきます。 尚、車両からの取り外し、取り付けは割愛しますが、今回やってみて目からウロコだったのが、レリーズレバー。 これを付けた状態で車両に組もうとすると、ボディーに当たりまくってレリーズベアリングが外れて、ものすごい苦労していましたが、 レバーを外した状態で組んだら一発! もし苦労している人がいましたら超おすすめですので試してみてください。 ばらし編 シフトケースは、ボルト緩めて、マイナスでこじれば簡単に外れます。 ん? 真っ黒。。。 リヤケース。これが大変なんです! こんな風にマイナスでこじっても、うんともすんとも。。。 困って、ネットで調べたら、温めると熱膨張して外れるっていうので、ヒーターで加熱。これが効果があったのかは今でも不明(^^; それでも簡単には外れないので、スクレーパで、ちょっとづつ90°毎 4隅の隙間をあけていき10周程度で無事外せました。 これ、組む時も全然入っていかず、外すのと逆に、4隅のボルトを順番にちょっとづつ締めて組み付けました。 ←2個のベアリングがきつくはまっているので抜けにくいです エクステンションケース これは3本のボルトを外して、軽く叩けば外れます。 いよいよ最後の上下の分割 これはマイナスでこじるだけです。 全体像。こういう写真は大事で、ハブはどっち向きにもはまるので、実際私は間違えて組めなくて気付きました(^^; ギヤの分解。 今回の目的は、1速と2速のシンクロの交換なので、上の写真の左側から外していきます。 まずはスナップリング。これが外してみたら広がっていて、とても再利用できなかったのでコーナンで購入。Φ20です。 ←下が広がっちゃったやつ。上が新品。 5速と1速のギヤを外すのにプーラーが必要になり、プーラーセットアマゾンで購入。アストロも行ってみたけど最近結構高いんだよ。 外したシンクロ。左側が1速、右側が2速。キーに当たる部分の減速側が削れてます。加速側もバリになってますが減速側が酷いです。 1速の減速時のシンクロの位置の比較 左側が削れたやつ。右側が新品。削れてしまうとシンクロがハブの溝の中央付近までくるのでハブが移動できず変速できなくなります。 シンクロのキー溝が削れて(摩耗して)しまうメカニズムは、クラッチを踏んで回転が下がったカウンターギヤをシンクロの摩擦力で 同期させるのに、1速が一番力が必要、次に2速、これらは始動直後に使う頻度が高いこともあり、ミッションオイルの粘度が高いと より力が必要になるのためと考えてます。最近のダブルコーンシンクロとかってのはその対策なのかと。 レビュー 言うまでも無く完治! 減速時でも1速2速にサクっと入ります! HA21S, EA21RのTOPへ |